中国政府の台湾対策を担当する責任者に、去年まで駐日大使を務めた中国外務省の王毅次官が就任しました。王毅次官が就任したのは、中国政府で台湾政策を担当する台湾事務弁公室主任で、閣僚級のポストです。
王毅氏は、去年まで駐日大使を務め、この間、悪化した日本との関係改善に手腕を発揮し、帰国したあとは、中国外務省の筆頭次官に就任して、先月の胡錦涛国家主席の日本訪問の実現に尽力しました。中国との協調路線を掲げる台湾の馬英九政権が誕生したのをきっかけに、中国と台湾は直接対話を再開するなど、このところ関係改善が進んでいます。中国政府としては、外交手腕にたけた王毅氏を起用することで、中台の対話に弾みをつけ、台湾側からより柔軟な姿勢を引き出したいという思わくがあるものとみられます。王毅氏は、早速、北京で開かれた関係の会議に出席し、「中国と台湾の関係発展と祖国の平和的な統一に努力を続ける」などとあいさつしました。

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