9年余りにわたってとだえていた中国と台湾の窓口機関どうしによる公式な対話が再開されることになり、台湾の代表団が11日から北京を訪問します。中台間の直行チャーター便を毎週末に運航することなどを協議し、合意文書に署名する見通しです。
11日から北京を訪問するのは、台湾当局の中国に対する窓口機関「海峡交流基金会」の江丙坤理事長をトップとする19人の代表団です。台湾代表団は、中国側の窓口機関「海峡両岸関係協会」との間で、中台間の直行チャーター便を毎週末に運航することや、中国大陸からの台湾旅行を全面的に解禁することについて協議し、13日に江理事長と中国側の陳雲林会長がこの2項目の合意文書に署名する見通しです。中台の窓口機関の公式な対話が行われるのは9年ぶり、双方の窓口機関のトップ会談は10年ぶりのことです。10日に台北で記者会見した江理事長は、今回の対話再開について「台湾海峡両岸の緊張緩和の始まりとして非常に意義がある」と述べました。中国との協調路線を掲げる馬英九政権が台湾で成立したのをきっかけに、中台間では主権に絡む問題をひとまず棚上げして交流を拡大する動きが加速しています。ただ「中国との関係改善による台湾経済の活性化」を公約した馬英九政権が、成果を急ぐあまり対話の主導権を中国に握られるのではないかと懸念する声も台湾では出ています。
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